ニッシンデジタル - ストロボ・フラッシュ

歯科向け

[歯科向け]リングフラッシュ MF18で撮る『上半身記録写真』

口腔内写真用のレンズ「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR 」、ストロボ「リングフラッシュMF18」を使って「上半身記録写真」を撮影する際に必要な機材や設定について解説します。

【使用機材】

カメラ ホットシュー付き一眼カメラ(ニコン D5600、D7500、D500など口腔内写真撮影で使用しているカメラ)

レンズ AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR

三脚 上記のカメラ(一眼カメラ)に使用できるもの

照明機材 ニッシンデジタル MF18 ニコン用

 

【基本設定】

「カメラ設定」「ライティング設定」は下記となります。

[撮影距離]
被写体~カメラの距離:1.8m

[カメラ設定]
ISO感度設定:400
絞り:F11
シャッター速度:1/160~1/200
ホワイトバランス:太陽光

[本撮影でのその他の条件や環境]
被写体~背景距離:90cm
定常光:通常のLED照明

ポイント 記録写真として撮影する場合は、口元の状態がはっきり分かるよう、リングストロボを使って、左右均等に光が当たる写真を撮影します。

① 絞り
定常光の影響を少なくするため、絞りを絞って撮影します。(絞りすぎると、ストロボの発光量が足りなくなりますので気をつけてください)

② ホワイトバランス
太陽光で安定しない場合は、「プリセット・マニュアル」で、カスタムセッティングすることをおすすめします。

以上のような設定で撮影した写真が以下になります。

リングフラッシュMF18を使うメリットは、縦位置で、左右均等に光が当たる写真を簡単に撮影できることです。
オンカメラストロボの場合は、被写体の口元の形状、撮影距離、使用するストロボの発光軸とレンズ光軸とのズレなどにより、縦位置で撮ると光の当たり方が少し変わる場合があるかもしれません。顔の左右均等に光が当たる写真を撮るためには、横位置(横長の写真)となりますので、同じ焦点距離で撮る場合は、より長い撮影距離が必要です。(85mmよりも短い焦点距離の単焦点レンズやズームレンズへの付け替えで解消できます)

【参考例】クリップオンストロボをカメラに取り付けて縦位置で撮影した場合

注意:ストロボ発光部の重みで回転する場合がありますので、三脚ネジをしっかり締めてください

【参考例】上記のカメラで横位置で撮影

撮影で気をつけること

1. 被写体が写る範囲(画角)

口腔内撮影で使用する85mmマクロレンズはポートレート撮影に使用する場合は、やや写真に映る範囲(画角)が狭いため、1.8mの距離で撮影すると、胸より上の位置からの上半身写真となります。胸より下の上半身写真(下の写真)を撮影するには、約3m離れる必要があります。

2. カメラの高さ

三脚に固定するカメラの高さは、被写体の口元の高さに合わせてください。

3. 被写体の姿勢保持

被写体が姿勢を保持しやすいように、ハイチェアーを用意するのもおすすめです。背もたれが無く、足置きがあるものをお選びください。

4. 環境光(部屋の明るさ)

撮影する場所(部屋)の照明はLEDや蛍光灯など通常の照明で構いませんが、太陽光が入射する窓の近くで撮影する場合は、被写体に当たる照明が左右均等にならなかったり、逆光で写真が不鮮明になることがありますので、カーテンやブラインド等で太陽光が入らないようにしてください。

5. 想定外の反射

次のような場合は、撮影場所を変えるか、黒い布や黒い板などで反射する場所を覆ってみてください。

  • 壁、鏡、ガラスなどの反射
    ストロボの光が直接当たる位置に壁や鏡、ガラスなどの反射しやすいものがあると、想定外の反射により被写体に当たる照明が左右均等にならない場合があります。
  • 有色の壁、天井や観葉植物などの色かぶり
    カメラまたは被写体のすぐ近く(横)に有色(白・黒・灰色以外)の壁や観葉植物などがあると、そこに光が反射して色味が変わることがあります。

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