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「棒レフ ホワイト布」の和紙のような質感の正体とは?

「棒レフ ホワイト布」の和紙のような質感の正体とは?

「届いたレフ板の表面に、和紙のような独特のムラがあるのですが……」 最近、お客様からこのようなお問い合わせをいただくことがございます。

一般的な白レフや銀レフに慣れている方にとって、このホワイト布独特の馴染みのない「質感」は、一見するとレフ効果が期待できないように見えるかもしれません。

しかし、ご安心ください。 その「ムラ」こそが、棒レフ・ホワイト布が「薄型軽量なのに、質の高い柔らかい光を作る」ための証なのです。

棒レフ・ホワイト布

1. 極細繊維が光を操る「多方向拡散」構造

ホワイト布に採用されている高密度ポリエチレン不織布は、髪の毛の10分の1以下という極細繊維が、ランダムに重なり合って形成されています。私たちが「ムラ」として認識しているのは、実はこの繊維密度のわずかな重なりの変化が、光をあらゆる方向へ複雑に反射させている様子なのです。

この「ランダムな構造」こそが重要です。当たった光を全方向へ均一に拡散させるため、被写体を包み込むような、驚くほど柔らかく自然な光を届けることができます。

2. 常識が変わる「驚異の軽さ」

ホワイト布の真骨頂は、その圧倒的な軽さにあります。 重さは約43g/m²。一般的なコピー用紙(約64g/m²)よりも軽く、大きな面積でも片手で軽々と扱えるほどです。

この軽さは、単に「楽」なだけではありません。ライトスタンドに取り付けても自由な角度(全方向アングル)で固定しやすく、撮影の表現力を大きく広げてくれます。また、ロケ地への移動や持ち運びの負担も激減するため、フットワークの軽い撮影をサポートします。

3. 悪天候や水濡れにも動じない耐久性

使用している素材は、繊維そのものが水分を吸収しない性質を持っています。そのため、急な雨や湿度による影響をほとんど受けません。

雨天でも重くならない: 一般的な布レフは水を含むと重くなり、反射率も低下しますが、ホワイト布ならサッと拭くだけで元の性能を維持できます。

汚れにも強い: 屋外撮影で泥や水しぶきがついても水拭きができるため、清潔なホワイトを長く保てます。

4. 忠実な色再現:蛍光増白剤不使用

一般的な白い布製品には、見た目をより白く見せるために「蛍光増白剤」が使用されている場合があります。しかし、精密な色管理が求められる撮影現場では、これが予期せぬトラブルの原因になることがあります。

蛍光増白剤が含まれていると、紫外線を含む光源に反応し、反射光がわずかに青白く発光(色被り)してしまいます。棒レフ・ホワイト布はこれを使用していないため、光源の色温度を損なうことなく、被写体の肌色や質感を忠実に再現します。

また、薬剤による白さではないため、経年劣化による黄ばみや色調の変化が少なく、長期にわたって安定した反射性能を維持できるのもこの素材の強みです。 (※メーカー製造管理上、小さく印字されるロット番号等のインクには使用される場合があります)

まとめ

一見すると不均一に見える表面は、光を美しく回し、正確な色を届けるために「最適な構造」です。

通常のレフ板(当社製品)と比較しても、光を高い反射率で拡散し、極めて柔らかな光へと変えてくれます。次回の撮影で、ぜひその「光の質」を確かめてみてください。一度この光を知れば、きっと今までのレフ板には戻れなくなるはずです。