ニッシンデジタル - ストロボ・フラッシュ

コラム

新マシンガンストロボ「MG10」紹介(外観・付属品編)

開発発表から約1年、ついに8月24日より新型マシンガンストロボ「MG10」が発売となりました。
当初は弊社特約店のみ・初回生産限定のAir10sセットからスタートいたしました。

中にはすでにお手元にある方もいるかと思いますが、改めてこの全く新しいストロボ「MG10」とはどんなものなのか?を掘り下げていきたいと思います。

まずは製品パッケージからご紹介。さすがに大型のストロボだけあり箱も大きいです。
比較用に隣に置いたDi700Aがこんなにも小さく見えます。

さて早速箱を開けてみましょう。

ストロボ本体が入った大きなケースが見えます。付属品はこの下に入っています。

キットのAir10sはここに入っています。黒い紙箱にはその他付属品一式が収納されています。

セット内容です。
MG10本体・Air10sのほか、バッテリーマガジン2種類(単3電池8本用マガジン・保護回路付き26650型リチウムイオン充電池用マガジン)・カメラブラケット・自由雲台・ワイドパネル・色温度変換のアンバーフィルター1枚・フィルター装着用パネル1枚が入っています。

バッテリーマガジンは、入手しやすい単3形電池8本を使用するためのマガジンと、より長時間使用に耐えチャージタイムもやや高速なリチウムイオン充電池を使用するマガジンの2種類が付属します。
リチウムイオン充電池は、インターネットショップ等で購入できる「保護回路付き 26650型」を選択してください。保護回路なしタイプは長さが短く、また万一の過電流等への保護がありませんので、危険ですから使用されないようにしてください。
フル発光で、単3形アルカリ乾電池8本でおよそ200回・5,200mAhのリチウムイオン充電池で約600回の発光が可能です。

バッテリーマガジンは、グリップ部の底面から挿入します。マガジンの白丸印と方向を合わせます。
なおグリップ底面が蓋になるため、この部分に三脚ネジ穴はありません。

ペアリングは「オープンモード(OPENと書かれたボタン)」を押しながら、電源ボタンを長押しするとスタートします。

底面に三脚ネジ穴がないなら、どうやってスタンドに固定するの?と疑問の方もいらっしゃるはず。
MG10には側面にネジ穴を装備しましたので、このネジ穴を使って「横向きで」スタンドに固定することができます。

付属の自由雲台を使えば、角度や方向も自由自在です

ニッシンパワーパック(別売)を組み合わせれば、フル発光でも最速で1秒以内という驚異的な超高速チャージが可能です。
MG10はマウントフリーとなっており、各メーカー純正に合わせたコネクタでの作り分けはしておりません。MG10はソニー用端子を採用いたしましたので、パワーパックをお使いになる場合は「ソニー用ケーブル」が必要となります。お手元にキヤノン用・ニコン用・ペンタックス用(販売終了品)しかお持ちでない場合は、ソニー用のパワーパックケーブルも一緒にお求めください。

特徴的な外部ズーム機構です。マグネットで連動していますので、ぶつけた場合でも故障することはありません。後述しますが必要に応じて取り外すこともできます。
本体ヘッドの左右には放熱口があり、内部には冷却ファンも搭載しています。強い光量で連続して撮影した場合でも安心です。

カメラ取付用のブラケットは、MG10本体の左右どちらにも装着できるようになっています。またネジを入れ替えることで上下も反転させて使用可能になっています。
ブラケットは滑り止めとしてゴムが敷いてあり、カメラ固定ネジの下には三脚ネジ穴(細ネジ)もあります。

特徴的な外部スライド式ズーム機構ですが、フレネルレンズがついたカバーを外すと2本の発光管が見える状態になります。
ソフトボックスに入れる際など、指向性が不要で照射角度を広げたい場合には、この状態にした方がキレイに光がまわります。また左右にはモデリング用の白色LEDが4灯ついています。
なお、このパネルは特に連続発光時には大変熱くなりますので、素手で直接触らないようご注意ください。

ストロボ本体を収納するケースも非常に大型のものとなりましたが、サイドにポケットがついていますので、撮影小物などを収納することも可能になっています。

以上が、外観や付属品の主なご紹介でした。
次回はMG10とAir10sを組み合わせた時だけ使用できる、特徴的な機能をご紹介したいと思います。ぜひお楽しみに。

(S)