ニッシンデジタル - ストロボ・フラッシュ

コラム

『ポータブルライティング・キット』徹底解説(2) 「直射」を使いこなそう!

バリエーション

次にバリエーションとして同心円状にストロボを移動してみます。

【同心円移動:約23°(正面寄り)】

基本ポジションよりも少し正面寄りの位置です。

基本ポジションより陰影が少ないため、明るい印象になります。面長の人や痩せ型の人など、丸みや柔らかさを出したい場合は正面寄りのライティングがおすすめです。
人物の影は浅い角度で斜め後ろに向かって伸びるため、画角の中に入りやすくなります。影絵のようにくっきりとした影が落ちるので、影を活かした構図やポーズにしても面白いです。ライト位置が高めなので影は下方向に、背が低く落ちています。背景との距離にもよりますが、影の背を高くしたい場合低めの位置から光を当てるといいでしょう。

はっきりとした影が落ち、太陽光の下で撮影した写真にも似ています。高い位置から当てることでより日差し感が演出できます

次は基本ポジションよりもサイド寄り、約68°の位置にストロボを移動してみます。

【同心円移動:約68°(サイド寄り)】

基本ポジションよりも少し横方向からの光になります。

基本ポジションよりも陰影が多くなり、さらに格好いい印象になりました。影が硬いためコントラストが高くはっきりとした印象です。
人物の影は斜め横に伸びるため、背景には影が映りづらくなります。

影がハッキリできるため、肌の質感は荒く出やすい光です。肌荒れが気になったり、滑らかな質感が欲しいときはアンブレラなどの柔らかい光源に変更します。

次は、90°(真横)にストロボを移動してみます。

【同心円移動:90°(真横)】

かなり影が多くなり、ドラマチックな印象になりました。人物の影は横方向に細く伸びてシャープな雰囲気です。

モデルがストロボの方を向くと顔に光が回ります。逆に光から背いていくと影が増えるため、シルエットのようにすることも可能です。